今日はカラオケに行った。カラオケマック朝3時間で500円である。ドリンクバー付きでこの値段はかなり安い。カラオケは週一より多くは行かないように心がけたい。今週はまだ一回目である。カラオケなんて一人で行くべきではないのだ。行くにしてももっと恥じらいを持つべきなのだ。だって自慰行為と一緒である。そういう店に行くのと同じ事なのだ。それに、採点なんてしたらどうしようもない。あくまで歌を歌うことを目的とするべきなのだ。その内容をどうこうと考えるのはプロのミュージシャンだけでいいのだ。
なんてね。主観で考えよう。一人でしている行動を客観視してどうする。どうせずっと一人なんだから思うがままにやれば良いんだ。そう、一人なんだから図書館で本でも読めば良いんだ。一人でしか出来ないことをすればそんな考えが及ぶ余地はないからね。そういって、毛髪の科学という本を読んでいたとき、一本の電話がかかってきた。電話なんて迷惑電話かヤマト運輸からしかかかってくることはないのだが、意外にも携帯の画面には高校の友人の名前が記されている。
どうやら仕事の出張で東京に来ていて、いまから会おうという連絡だった。
もちろん快諾し、すぐに渋谷に向かうことになった。
彼は、自分が唯一大学時代に会って遊んでいた友人であったが、今年度から就職し地元に戻ってしまったので会う機会が少なくなっていた。そんな彼が東京に来たとき、自分に連絡してくれたという事実を大切にしなければならない。でも、卑屈になりすぎてもだめだ。対等に、明るく。気軽だけど、深い関係。考えちゃだめだ。自然体で。でも、会った時点でそうしてくれるのが友人というものだ。ハチ公ではなく、甘栗の店を待ち合わせ場所にして久しぶりの対面。渋谷から代々木まで歩く。
1時間くらい他愛もない話をしながら歩く。人間関係が希薄な自分だが、会話で相手を不快にさせないような配慮はそれなりに出来ているはずである。いや、それもどうだかわからないんです。
もう夜なので、どこかに飲みに行くことにする。看板が目に入ったので某肉汁餃子の店に行くことに。
すると、東京で働いている高校の友人もそこに来ることに。この友人は高校以来会っていない。わたしの社交性はその時よりも格段にアップしている(社会への迎合)ので気まずくはならないはずだ。
その彼も途中でお店に来て、なかなかの盛り上がりの飲み会となった。(自分が主体的に参加して盛り上がった飲み会は初めてかも知れない)お会計の金額にぎょっとしたが、こういう経験も無いので事前に知れてよかったのかもしれない。2軒目という、芸人のエピソードでしか聞いたことのない行動がとり行われて地元に戻る友人の終電まで飲み交わした。やはり自分はお酒が強くないようだ。3杯くらいでふらふらしたので、控えめに飲んだ。2軒目は社会人ふたりが奢ってくれた。ふたりとも今日、仕事をしてその後でこうやって飲んでいるんだ。それに対して自分は何だ。大学院に進学して、授業料を払って、時間を犠牲にしている。
道化師は今日もシラフで街を歩く。暗い顔をして、受動的な態度で、それでもみんなに愛されたいんだ。だから道化師をやっている。自分の才能を何処かで信じているから、心から道化師になりきれない。きっと本当の道化師に見られたら怒られるだろうな。捨てたいものばかり溜め込んで、重い荷物は満員電車で邪魔くさい。ぼくはのけもの。重い荷物背負っているだけで、それを使うことなんてほとんどないのに。疲れちゃった。捨てたら僕じゃなくなる気がして捨てれないんだ。じゃあ、どれが僕なのか君が決めておくれよ。僕が寝ているうちにその荷物を捨てておいてくれ。
あしたは燃えるゴミの日だ。
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